[新刊]藤枝守『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』(電子書籍/ペーパーバック)
2024年10月中旬に新刊『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』(電子書籍/ペーパーバック)が出ます。著者は、植物の電位変化データをメロディック・パターンに変換した作曲シリーズ《植物文様》で知られる作曲家の藤枝守さんです。恩師の湯浅譲二さんの勧めで20代で渡米(1982~89年)、ハリー・パーチやルー・ハリソン、モートン・フェルドマン、テリー・ライリー、ポーリン・オリヴェロスなどアメリカ実験音楽の作曲家たちとの交流を通して音楽に対する思想や哲学、作曲方法に影響を受けた藤枝さんは帰国後、独自の音楽世界を次々に編み出していきます。本著では藤枝さんと交わったアメリカ実験音楽の作曲家17名を紹介しますが、彼らに共通するキーワードは「孤高〈マーヴェリック〉」であること。社会の風潮やメジャー路線に流されない彼らの音楽に対する姿勢、その生き方は、時を経た今でも強烈なメッセージを放つのです。
[新刊情報]
『いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き ~僕が出会ったアメリカ実験作曲家たち』
著者:藤枝 守(作曲家)
版元:字像舎(瓢箪座 出版レーベル)
刊行:10月中旬
販売先:Amazon
・電子書籍[ファイルサイズ 13540 KB](ASIN : B0DJR7J6Y7)
・ペーパーバック[A5判/本文272ページ/フルカラー](ISBN : 4905018048)
◎お求めはこちらから(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DJR7J6Y7?ref_=pe_93986420_775043100
【刊行イベント】
2024年10月23日(水)19時より、刊行記念イベント『ISIS FESTA 藤枝守×今福龍太 ~孤高〈マーヴェリック〉の響き』(イシス編集学校×字像舎)を開催します。詳しくは下記へ。
藤枝 守(作曲家)
【本著で紹介する17人のアメリカ実験作曲家】
ジョン・ケージ(1912~1992)/ ハリー・パーチ (1901~1974)/ ルー・ハリソン (1917~2003)/ モートン・フェルドマン(1926~1987)/ テリー・ライリー(1935~ )/ ポーリン・オリヴェロス(1932~2016)/ デヴィッド・ダン(1953~ )/ ロバート・アシュリー(1930~2014) / コンロン・ナンカロウ(1912~1997)/ ピーター・ガーランド(1953~ )/ ジョン・ゾーン(1953~ )/ ダニエル・レンツ(1942~ )/ ハロルド・バッド(1936~2020)/ フィリップ・グラス(1937~ )/ アルヴィン・ルシエ(1931~2021)/ グレン・ブランカ(1948~2018)/ ジェームズ・テニー(1934~2006)
巻頭インタビュー:テリー・ライリー(in 小淵沢)
解説:能勢伊勢雄(岡山 PEPPERLAND)
巻末:CDガイド付き
【刊行イベント】10月23日『ISIS FESTAスペシャル 藤枝守×今福龍太 ~孤高〈マーヴェリック〉の響き』
刊行記念イベントでは、長年交流のある今福龍太さんとの対談でお送りします。今福さんが主宰する「奄美自由大学」でともに活動したこともある藤枝さんですが、近年では今福さんが制作した映像「松岡正剛 歪んだ真珠」の音楽でコラボレーションしています。2015年9月のイシス編集学校九州支所・九天玄氣組9周年イベント「九州の音なひ」(東京・本楼)では焼酎の発酵音響によるインスタレーションも披露し、好評を博しました。
〈孤高〉と書いて〈マーヴェリック〉と読む。本イベントでは時代に流されない魂の響きについてお二人に存分に語り合っていただきます。
[イベント概要]
■日時:2024年10月23日(水)19:00~21:30(開場 18:30)
■出演:藤枝 守(作曲家)、今福龍太(文化人類学者、批評家)
■参加費:リアル参加 4,000円(税込 4,400円)
オンライン参加 3,000円(税込 3,300円)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区豪徳寺)
※オンライン参加の方には後日ZoomのURLをお送りします。
■定員:リアル参加につきましては、先着25名となります。
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■参加特典:お申込者限定のアーカイブ動画あり(視聴期間1ヶ月程度)
■申込(編集工学研究所ショップ URL):https://shop.eel.co.jp/products/detail/767
■申込締切:2024年10月22日(火)まで
■お問い合わせ:front_es@eel.co.jp
対談ゲスト◎今福龍太(いまふく・りゅうた)
文化人類学者、批評家。1980年初頭よりメキシコをはじめラテンアメリカ各地でフィールドワークに従事。その後、国内外の大学で教鞭をとるいっぽう、2002年に遊動型の野外学舎「奄美自由大学」を創設、主宰している。著書は『クレオール主義』『群島―世界論』『身体としての書物』『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(読売文学賞)『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(宮沢賢治賞・角川財団学芸賞)『ぼくの昆虫学の先生たちへ』『言葉以前の哲学 戸井田道三論』『霧のコミューン』など多数。イシス編集学校では『多読ジム・スペシャル 今福龍太を読む』を監修。ISIS co-mission。